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南西部

滝悌三/一期は夢よ 鴨居玲

香櫨園周辺 あらすじ: 生前の「放浪の画家 鴨居」と交流のあった美術記者である作者。一見深まったように見える鴨居との関係は浅く、「一期一会」のように生きて逝ってしまった彼の人生観、絵画観を知るために彼の人生を辿った「伝説 鴨居玲」である。 ...
南西部

高殿円/上流階級 富久丸百貨店外商部

阪神西宮 苦楽園 あらすじ: 各店100名ほどの部署で、百貨店の売上の約3~4割を稼ぎ出す外商部。主役は、富久丸百貨店外商部で頑張る 働き者??鮫島静緒だ。製菓の専門学校を経て、百貨店内の洋菓子店販売員をスタートに、契約社員・販売促進要員な...
南西部

高殿円/マル合の下僕(2017年改題:ポスドク!)

香櫨園 あらすじ: 「マル合」とは、論文指導のできる大学の教員のこと。研究・論文発表のみが、実績をはかる唯一のモノサシといえる大学内では、マル合の教授が、絶大・絶対の権力を握っている。 一方、閉じられたヒエラルキー社会の大学では、年収百数十...
南東部

高田郁/あきない正傳 金と銀(源流編)

津門村・今津村など あらすじ: 江戸時代中期、津門村の寺子屋の長女として生まれた幸が商いを学んでいく物語。 幼い頃から学問に興味を持った幸の才覚を見出した兄の雅由は、母の反対を押し切って幸に字を教える。しかし幸が慕っていた後継ぎでもある雅由...
南西部

瀬戸内晴美/恋川

三浦座(浄瑠璃の劇場)、その周辺の料亭 あらすじ: 文楽の世界へ九歳で入門し、後に人間国宝まで上り詰めた二代目桐竹紋十郎の人生と、彼を取り巻く多くの女達との間に流れた恋の川が、文楽の舞台の様に辛く悲しく、情熱的に描かれている。徳島の阿波に育...
南西部

薄田泣菫/艸木虫魚(老和尚とその弟子)

海清寺 あらすじ: 「艸木虫魚」という言葉はない、山川草木、鳥獣虫魚の下半分を繋ぎ合わせ生きとし生けるものを意味しているのか。どこを読んでもつい笑ってしまう。「笑いの機微に通じた」「人間喜劇の小景集」である。 作品より引用 「老和尚とその弟...
南西部

須賀敦子/『遠い朝の本たち』の「小さなファデット」

夙川 あらすじ: 須賀敦子の遺著。病床で最後まで手を入れ続けた本で、著者にとって想い出の深い、自身の記憶の中の本をめぐる物語。遠い記憶をたどるように語られている。 作品より引用 私たちが幼年時代をすごした家は、六甲山の山すそがもうすこしで海...
南西部

須賀敦子/ヴェネツィアの宿

夙川 あらすじ: 自身の少女時代から、留学時代に出会った人たちの想い出、父や母、おばとの思い出や葛藤をなど自身の心の内を描いたエッセイ集。 作品より引用 父がふたつの家庭をもっているのを知ったのは、私がはたちのときだった。いろいろ話したいこ...
南東部

城山三郎/零からの栄光

鳴尾飛行場(鳴尾競馬場跡地) あらすじ: 零戦に次ぐ日本の新兵器「紫電改」。米軍も恐れたこの戦闘機を作ったのは、西宮の小さな航空機メーカー。川西竜三を中心とする飛行機にほれ込んだ男たちが作ったのだ。この川西竜三の商魂と戦争・敗戦という大きな...
西宮が登場する作品

庄野潤三/流木

関学 あらすじ: 関西学院大学の劇研究会部長、沼四郎の前に新入部員として入部して来た真柄涼子。二人は恋に落ちるが、沼が就職もせず俳優を志すために別れることになる。恋に破れた沼は薬を飲み、投身自殺を図る。その彼が流木のように流れつき、新たな人...