阪急線以北

南東部

風見梢太郎/浜風受くる日々に

甲子園駅周辺、門戸厄神駅周辺 あらすじ: 阪神甲子園駅の近くにあった私立の進学校へ、高校から隣町の公立中学校から編入をした哲郎。勉強の遅れを取り戻した2年生になった時に、友達の誘いで新聞部に入部する。 新聞取材で近隣の女学校に訪問したり、文...
その他

万葉集(阪急線以北)

名次山 『万葉集』は、今から1300年ほど前の日本最古の和歌集で、4516首の歌が、20の巻に分けて編集されている。天皇から有名歌人や庶民にいたるまで、男女いろんな人々の歌が収められており、大伴家持が編纂したとも言われている。万葉歌には日本...
西宮が登場する作品

与謝野晶子/霧閣雲窓章

あらすじ: 浪漫派歌人として世間から圧倒的な支持を得ていた与謝野晶子。彼女が1936年5月に芦屋・西宮等を訪れた折に詠んだ歌集。 作品より引用 武庫の山君なき世にも遠かたの打出の浜の見ゆる路かな(苦楽園にて) 出典:『白桜集』所収 『定本 ...
西宮が登場する作品

由起しげ子/本の話

関学・上ヶ原病院(クリストロア) あらすじ: 闘病生活を続ける姉に、自分の食べ物を与えて栄養失調死した義兄。その悲しみの中、姉の闘病を支え手を尽くす妹。ついに義兄の本に手をつける。その本の中に義兄が生きているのを感じながら、29年間、学問へ...
西宮が登場する作品

湯川秀樹/旅人 ある物理学者の回想

夙川 あらすじ: 日本初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹。中間子理論を発表する前後の生活のようすが、夙川の自然とともに語られてあり、興味ぶかい。湯川秀樹は1933年の夏からしばらく苦楽園に居住していた。 作品より引用 この年 - 昭和八年の夏か...
南西部

山崎豊子/白い巨塔

夙川 あらすじ: 舞台は国立浪速大学附属病院。権力への野心に燃える財前五郎と、研究一筋で正義感の強い里見脩二。対照的な人物を通し、医学界の腐敗を鋭く追及した社会派長編小説。 作品より引用 庭園燈に照らされた二百五十坪ほどの庭は、芝生と小さな...
西宮が登場する作品

安田夏菜/レイさんといた夏

甲山 あらすじ: 中一の夏休みが始まると同時に、住み慣れた東京から兵庫県西宮市のマンションに引越ししてきた莉緒。 玄関脇にある5畳ほどの洋間は、ピンクのカーテンのある絵に描いたような女子中学生の部屋だったが、夏休みをこの部屋でこもりっきりの...
南西部

森田たま/続もめん随筆

夙川周辺 あらすじ: 1936年に出版した『もめん随筆』がベストセラーとなった森田たま。『続もめん随筆』は、随筆家として活動し始めた彼女の2作目の著作。 作品より引用 「故郷の味」石と硝子を贅沢に使つて、もちろん材木も日本のものばかりの、北...
南西部

森田たま/もめん随筆

甲陽園大池・千歳町 あらすじ: 北海道に生れ、関東へ移り、大震災によって西宮へ越してきた森田たま。随筆家として人気を博した彼女が記す、日常生活や食べ物などをテーマにした随筆集の第一作。 作品より引用 「大阪の雨」 一たい西宮といふ土地はふだ...
西宮が登場する作品

宮本輝/にぎやかな天地

甲陽園 播半 森林公園 あらすじ: 勤めていた出版社がつぶれ、非売品の豪華限定本を作ることでほそぼそと生計を立てている聖司は、祖母が亡くなる直前につぶやいた「ひこいち」という言葉に導かれ、また父の死にかかわる人々にも父に導かれるように出会う...