プロフィール 1893年9月10日 – 1976年1月4日
少女時代から講談師の2代玉田玉秀斎とその後妻で祖母にあたる山田敬ら一族で共同創作する「立川文庫」の編集,執筆に参加。
一族で手掛ける 立川文庫の大衆向け講談本も、そろそろ人気も斜陽になりかけていた頃、英雄・忍者ものに見切りをつけ、蘭子は、女性をターゲットにしたロマン小説を書き始めた。
昭和35年立川文庫成立のいきさつを自伝的小説「女紋(おんなもん)」にあらわした。
「女紋」は大きな反響を呼び、テレビドラマで放映、東宝現代劇は菊田一夫の演出で上映、山田五十鈴以下の名演技を、テレビを通じてみた人は多い。
学歴
梅花女学校卒
主要作品
『女紋』
西宮とのかかわり
池田蘭子は、津門稲荷町に住んだ。
1970年発行の「グラフにしのみや」には「晩秋の夙川、鷲林寺」という文章を寄稿しているが、「西宮は市内で手近に四季の景観にめぐまれている。」という書き出しになっている。