プロフィール 1898年 3月1日 – 1983年 5月2日
昭和時代の詩人。
新聞記者をつとめたのち、大正14年から神戸女学院で教える。
三木露風の「未来」に加わり、詩集「堕天馬」「交替の時」「雪をふむ跫音」、 評論集「現実詩派」「木曜詩話」などを発表。昭和14年NHK放送文芸賞。
歌謡曲「春の唄」「踊子」なども作詞。
学歴
早稲田大学英文学科
文学賞
NHK放送文芸賞
主要作品
詩集
「堕天馬」
「交替の時」
「雪をふむ跫音」
歌謡曲
「踊子」
「春の唄」
出典
「喜志邦三」『kotobank』URL:http://kotobank.jp/
西宮とのかかわり
大正14年から神戸女学院でおしえる「春の唄」歌詞 北昭和町在住 歌の第二節は、北口界隈の市場を心において作詞 昭和12年(1937)に「国民歌謡」の1つとしてとして発表された。
1 ラララ 紅い花束 車に積んで
春が来た来た 丘から町へ
すみれ買いましょ あの花売りの
可愛い瞳に 春のゆめ
2 ラララ 青い野菜も市場に着いて
春が来た来た 村から町へ
朝の買物 あの新妻の
籠にあふれた 春の色
3 ラララ 鳴けよちろちろ巣立ちの鳥よ
春が来た来た 森から町へ
姉と妹のあの小鳥屋の
店のさきにも 春の唄
4 ラララ 空はうららかそよそよ風に
春が来た来た 町から町へ
ビルの窓々 みな開かれて
若い心に 春が来た
「春の唄」の歌碑が北口駅とアクタ西宮を結ぶ連絡デッキに設置されている。
西宮市民文化賞受賞(1972年)
関連のある作品
歌謡曲 「春の唄」