プロフィール 1924年 2月25日 – 2003年 3月7日 –
1960(昭和35)年『休日の断崖』でデビュー。現代の欲望を抉る社会派推理作品を多数発表したのち『紅蓮の女王』『聖徳太子』など古代史をテーマにした長編に取り組む。
1980年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を、1992(平成4)年『弓削道鏡』を初めとする一連の古代史ロマンで菊池寛賞を受賞。著作に『中大兄皇子伝』『ワカタケル大王』『女龍王 神功皇后』など。
大阪・あいりん地区(釜ヶ崎)で暮らすなど、波乱に富んだ経歴を持つ。釜ケ崎を舞台にした「背徳のメス」(1961年)で第44回直木賞受賞。”釜ヶ崎のバルザック”と評される。
学歴
同志社大学法学部
文学賞
第54回サンデー毎日大衆文芸賞。
第44回直木賞。
第14回吉川英治文学賞。
第40回菊池寛賞
主要作品
『背徳のメス』
『天の川の太陽』
『弓削道鏡』
出典
「黒岩重吾」『はてなキーワード』、URL:http://d.hatena.ne.jp/keyword/
西宮とのかかわり
苦楽園3番町に大阪市の虚弱児童を収容した養護学校を持つ「大阪市立青少年の暗い春の歌』に登場する郊外学舎の描写からもそのことが覗われる。
(「西宮文学風土記(下)」 南野武衛著より)西宮に住んだ。
昭和58年から苦楽園に住み、ここで阪神淡路大震災にあう。