滝悌三/一期は夢よ 鴨居玲

香櫨園周辺

あらすじ:

生前の「放浪の画家 鴨居」と交流のあった美術記者である作者。一見深まったように見える鴨居との関係は浅く、「一期一会」のように生きて逝ってしまった彼の人生観、絵画観を知るために彼の人生を辿った「伝説 鴨居玲」である。

作品より引用

伊藤誠ら美術記者に紹介された時点の玲は、既に一家と共に西宮に越していた。いつか月日は特定できないが、十月頃とみていいのではないか。住まいは、西宮市屋敷町一二五番地藤森方。二階借間である。最寄り駅は下に夙川が流れる阪神「香櫨園」。阪神「芦屋」は神戸方向二駅先で、そこが最寄り駅の田中千代服装学園には、ぐっと近くなっている。

出典:『一期は夢よ 鴨居玲』 1991年9月 日動出版部

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