稲垣足穂 (大阪市出身)

プロフィール  1900年12月26日 – 1977年10月25日

大正から昭和にかけて、抽象志向と飛行願望・メカニズム愛好と不毛なエロティシズム・天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表した小説家。前衛芸術家を志望していた経歴もあり、凝った装幀の本が多い。

代表作は『一千一秒物語』、『弥勒』など。三島由紀夫の後押しで『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞を受賞。

学歴

関西学院普通部

文学賞

日本文学大賞

主要作品

『一千一秒物語』『少年愛の美学』

西宮とのかかわり

アメリカ人フランク・チャンピオンが、モラヌ・ソルニュー単葉機で八日市市から鳴尾にやってきた大正6年(1917年)5月13日、神戸飛行研究会の稲垣足穂と那須徳三郎がこれを迎えたという。

『ヒコーキ野郎たち』は、これに前後する回顧録で、彼とその友人らがエルブリッジ四十馬力装備の複葉機を製作したことや、民間航空の先駆者、いわゆるヒコーキ野郎たちの足跡を紹介しており、『ライト兄弟に始まる』は彼の言を借りて言えば、航空史家の見せても恥ずかしくない「飛行機の思い出」である。

関連のある作品

『ヒコーキ野郎たち』

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