泉高弘/西北バー物語

西宮北口駅周辺、

あらすじ:

高校の音楽科の非常勤講師をしていたピアニストの「私」は、先生業をやめ、阪急西宮北口駅・東出口すぐのところに、資金不足のため、手作りの小さなショットバー「トップウイン」を始める。そしてお酒をこよなく愛する個性的なお客たちとの温かい交流が生まれるが、まもなく阪神淡路大震災。バーのマスターとしての体験と、震災前後の三年間の阪急西宮北口駅周辺(通称にしきた)を描いた作品。

作品より引用

オサムの流転屋もトップウイン同様、ギリギリ震災から助かった口だ。私の店から北にある北口商店街と北口市場は全滅。かろうじて新北口市場が「危険に付き立ち入り禁止」の看板は出ているものの、全壊まではいっていなくて、数店舗細々と営業していた。(中略)五月に入るとほとんどの壊れた建物が撤去されて空き地が目立つようになる。

出典:『西北バー物語』2007年5月 山想舎
初出

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