北尾鐐之助/阪神風景漫歩 その他 2022.07.29 鳴尾周辺、武庫川周辺、夙川沿線 あらすじ: 「近畿に住んでゐて、自然に親しまないのはうそだ。」。この様な一文から始まる、近畿一円を歩いた『近畿景観』シリーズの第1巻。 作品より引用 ある日、私は武庫川大橋の上に立って、六甲山脈を眺めた。(中略)この武庫川まで来ると、はつきりと、東西に文化の程度が変つているのに気がつく。赤い、青い屋根は、武庫川を西に越すと著しく殖える。山が近いのだ。 出典:『近畿景観』 1929年12月 創元社初出:『近畿景観』 1929年12月 創元社 「夙川へ来ると廓町の女を乗せた。女優らしい女、ダンサーらしい女が多くここから乗った」と記述のある現在の夙川駅。 山が近い武庫大橋 北尾がここから六甲山脈を眺めたという武庫川大橋。