佐川陽子/パールバックと日本

甲山

あらすじ:

パールバックは、アメリカ人女性として初めてのノーベル賞を受賞した作家。社会運動家としてもさまざまな活動をしてきてる。
幼少期に暮らした中国のことや後半生を過ごしたアメリカでの生活、そして戦前からの日本人との交流を通して生まれた親日家パール・バックの姿をさまざまな資料や証言から紐解いている。


作品より引用

日本人との交流を通して生まれた親日家パール・バックの姿を探る中で、西宮の連合婦人会との交流から、甲山の頂上にある「平和塔」にパールバックからのメッセージが刻まれていることが明らかになった。(現在、判読不能になってしまっている。)

平和塔の三面にはギリシャ神話の母子像・平和の女神・ヴィーナス像が彫られている。(画家 伊藤慶之助氏の作品を、彫刻家 長谷川雅司氏が彫られた。)
昭和31年4月11日の除幕式には、約1500人が集まったという。この年代なので着物姿の人も多く見られる。

パールバックと日本/佐川陽子著
ギリシャ神話の母子像・平和の女神・ヴィーナス像が3面に彫られた平和塔。(作画: 伊藤慶之助氏/彫刻:長谷川雅司氏)
パールバックと日本/佐川陽子著
西宮市デジタルアーカイブより/桟敷朝子氏と山縣富貴子氏の手によって除幕
パールバックと日本/佐川陽子著
西宮市デジタルアーカイブより/桟敷朝子さんの向こうには飛来するセスナ機が見える。セスナからはパールバック氏からのメッセージが投下された。

出版社:国書刊行会

初版年月日:2023年5月23日

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