中野晴行/球団消滅 幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎

甲子園球場、甲子園駅周辺の高級住宅地

あらすじ:

大阪・船場のぼんぼん育ちで、大の野球好きだった田村駒治郎は、アメリカ遊学時代に見た大リーグが忘れられず、父親の会社を継いで事業を大きくするとともに、球団を手に入れて熱血オーナーとなる。
ワンマンゆえに失敗も多いが、野球を愛し、選手をわが子のように考え、親身に世話をする駒治郎。
そして、2リーグ制になって最初のセ・リーグ優勝チームとなるが、朝鮮戦争後の反動不況の波にのまれ、泣く泣く球団経営から手を引かざるを得なくなる 。

作品より引用

その日は、久しぶりに西宮市甲子園の自宅に戻った。一万坪の私邸「一楽荘」は西宮の海軍航空隊八木部隊が接収していた洋館の左半分が空襲で焼け落ちていた。しかし、木造の御殿と茶室、京都の大徳寺を模したという洗月亭は奇蹟的に焼け残っていた。

出典:『球団消滅 幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎』 2000年3月 筑摩書房
初出:『球団消滅 幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎』 2000年3月 筑摩書房

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