森田たま (札幌市出身)

プロフィール  1894年12月19日 – 1970年10月30日

大正-昭和時代の随筆家。
自由な雰囲気の札幌に育ち、文学を志して上京、結婚して関西に住んだ。
女性エッセイストのさきがけともいうべき森田たまが、現代的かつ自由な視点で描いた「もめん随筆」がベストセラーとなった。

昭和37年参議院選挙全国区に自由民主党公認で立候補し初当選、国語問題小委員会委員長を勤めた。

学歴

札幌高等女学校中退

主要作品

『片瀬まで』
『もめん随筆』
『雲の上の散歩』
『きもの歳時記』

西宮とのかかわり

昭和5年西宮へ、最初、千歳町に住んだ。千歳町に瀬川という豆腐屋があり、その東隣りに家があった。その後・ 昭和6年の秋か昭和七年の春、常盤町へ越した。長女は安井小学校に入学。
西宮へやってきたのは、夫七郎が今津の酒造家に縁のある人であったため。

『もめん随筆』の中の「大阪の雨」での西宮を次のとうに描写している。
「いったい西宮という土地はふだんから水が豊富で、阪急山手の別荘地には大きな屋敷の塀のそとへ清らかな流れをひきはして、あやめかきつばたなど植ゑ込んだ見るからに涼しげな家もあれば・・・・常には町を歩いていてせいせいとするのだけど、一たん豪雨になるとたちまちそれ等の小みぞへ水があふれ水は道路へおし出して山手から下町へ、路を川にして滔滔と流れるのである。」

関連のある作品

もめん随筆
続もめん随筆

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