野坂昭如/はやすぎた夏

夙川・ニテコ池

あらすじ:

神戸の空襲から逃げ出した主人公の俊夫と母。
ケガをした母を夙川河口の浜にある上野病院に入院させた俊夫は、深谷池近くの親せきの家に身を寄せるが、次女の礼子に恋心を抱く。
ひと夏の幼い恋を描いている。野坂昭如の伝的小説。

作品より引用

「夙川の浜に、上野病院あったやろ、・・・・おかあちゃん入院しよ思うんねんけど、たずねてくれへんか」

回生病院

「俊ちゃん、深谷池のそばの小母さんしってるやろ」・・・・深谷池は、夙川の上流にあって、水道水の水源地、・・・・・・広田神社へ来たとき、帰りには寄って水など飲ませてもらった。

ニテコ池

深地池は夙川の上流にあり水道水の水源地。・・・・・夙川の堤防の松並木の間を歩いていく

夙川の松並木

昭和43年(1968年)の作品が「20世紀断層 野坂昭如単行本未収録小説集成Ⅲ」 に収録された。

発行所:幻戯書房(げんきしょぼう)
発行日:2010年6月20日第一刷

野坂昭如と西宮のかかわり>

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