西宮が登場する作品

南西部

富田砕花/阪神沿線

香櫨園~打出・夙川・宮水地帯あらすじ:阪神沿線を尼崎から芦屋に歩いた紀行文。富田は1913年から芦屋で暮らし、阪神に親しんだ。作品より引用 今はその川を挟んで、殊に阪神の停車場から下の川西の方には主として大阪の富豪たちのけばけばしくない、落...
南西部

田山花袋/温泉めぐり

西宮神社・武庫川あらすじ:旅行好きだった田山花袋が、北は北海道から南は九州まで日本全国の温泉を巡った紀行文。現代でも、温泉を巡る人には参考になる一冊。 作品より引用この峠から折れ曲って下りて来る路が面白い。(中略)前にひろげられた大阪湾が大...
南西部

田宮虎彦/江上の一族

夙川、阪神西宮東口駅周辺、香櫨園あらすじ:代々儒家としてしられた江上家は、多産の家系であったが当主見介の長子冷介だけが死ぬ。その子と比較され、複雑な思いを持ち次男の泉介は育ち、後に当主となる。その子の博介は、名門で秀才の江上一族に生まれたの...
南西部

田辺聖子/女の日時計

宮水地帯(夙川)、夙川駅近辺あらすじ:阪神間の旧家の造り酒屋の長男に嫁いだ沙美子(さみこ)。義妹の結婚を軸に友人えつ子の不倫と彼女と義弟の出会いを織り交ぜながら女の生き方を問うた作品。作品より引用 榊原家は夙川の山手の、奥まった町にある。(...
南東部

玉置通夫/甲子園球場物語

甲子園球場あらすじ:これまで高校野球史や阪神タイガース史はあっても、書かれてこなかった「球場」の歩みを、社会史の観点から捉えられたもの。 甲子園球場は2004年に「満80歳」を迎えた国内最古の球場である。その誕生から建設に至る逸話、大戦、戦...
南西部

谷崎潤一郎/私の見た大阪及び大阪人

阪急夙川あらすじ:根っからの江戸っ子、谷崎潤一郎。彼は関西の文化に触れた時、何を思ったのだろうか?当時の関西・関東の文化や人々の違いを、独自の感性で切り込んだ随筆。作品より引用 関西に於ける最もハイカラな区域と云へば阪急の夙川から御影に至る...
南東部

谷崎潤一郎/青春物語

今津町役場あらすじ:関東で暮らしていた頃の谷崎が、関西の文化へなじんでいく様子を描いた随筆文。自身の神経が衰弱してしまう様子などを細部まで書ききった。 作品より引用しかし金子さんのお陰でどうやら自信を得た私は、大阪へ着くと直ぐ阪神で今津の役...
南西部

谷崎潤一郎/細雪

常磐町一本松・平松町あらすじ:大阪船場、上流階級・蒔岡家の四姉妹の生活を描いた長編小説。三女雪子の縁談を軸に、ストーリーが展開する。「戦時に合わない」と雑誌への掲載を禁止されながらも、京都へ移り住んでから完結した谷崎の代表作。1950年、5...
南東部

谷崎潤一郎/卍

香櫨園海岸・鳴尾村苺畑あらすじ:香櫨園在住の柿内園子と、芦屋に住む徳光光子の同性愛を中心に、彼女たちの回りにいた二人の男との関係を描いた作品。大阪弁によって「園子の独白」と言う形で書かれている。作品より引用はあ、海水浴も出来るのんです。あそ...
西宮が登場する作品

谷崎潤一郎/阪神見聞録

苦楽園二番町(万象館)あらすじ:関東大震災によって、阪神間へと転居した谷崎。彼が関西初の居住地として選んだのは、当時苦楽園にあった「万象館」だった。東京に生れ育った作者・谷崎が、関西の気風を肌で感じとり書き上げたエッセイ。作品より引用大阪の...